個人事業主や自営業の人におすすめの良制度「小規模企業共済」。先日、筆者も加入の申し込みをしてきました。
申し込みは銀行窓口で行ってきたのですが、これが意外と時間がかかったんですよね。ネット上にも情報があまり無かったので、忘備録的に残しておきたいと思います。
小規模企業共済とは
小規模企業共済は自営業や個人事業主向けの共済制度で、月々の掛金に応じて所得税が控除されるというメリットがあります。掛金は月1000円~70000円まで自由に設定することができ、途中で変更することも可能です。
ただ節税になるだけでなく、納付期間に応じて積立金が増額されて戻ってきます。積立金は解約するときに一括で受け取れますが、受け取る時の税金も有利になります。
デメリットとしては納付期間20年未満で解約すると元本割れのリスクがあります。しかし、個人事業主を辞めることによる解約なら元本割れすることはありません。
多少のデメリットはありますが、基本的には得だらけの制度なので、適当な銀行に預けておくくらいなら小規模企業共済に加入するのがおすすめですね。
申し込みの流れ
- 中小機構のフォームから資料請求する
- 届いた契約申込書・預金口座振替申出書に必要事項を記入する
- 銀行の窓口や委託団体に行って加入の手続きをする
- 申し込みから約40日後に共済手帳が郵送されてくる
小規模企業共済の申し込みから契約完了までの流れはこんな感じです。ネット上では完結せず、書類を書いたり銀行窓口で手続きする必要があるので結構面倒です。
また注意点として、口座振替は都市銀行や地方銀行などの口座に限定されています。ネット銀行やゆうちょ銀行の口座では申し込みできません。ネット銀行はともかく、ゆうちょ銀行でも申し込みできないのは少し不便ですね。
申し込みに必要な持ち物は添付されている契約申込書・預金口座振替申出書の他にも、個人事業主の場合は確定申告の控えが必要になるので用意しておきましょう(事業を始めたばかりで控えが無い場合は、開業届でもOK)。
銀行での手続きは時間がかかるかも
筆者も上記の流れに沿って、口座を持っている地方銀行の窓口に行ってきました。
平日の開店直後に行ってきたので他の客はあまりいなかったのですが、意外と手続きに時間がかかりました。
というのも、小規模企業共済の加入手続きをしに来る人が割と少ないみたいで、銀行員の方があまりこの制度に詳しくないようでした。「確認してきますね」と言って席を立つ回数がめちゃくちゃ多かったです。
あらかじめ申込書に記入しておけば、銀行では必要書類を提出するだけなのでやることは多くありません。かかった時間のほとんどは待ち時間でしたね。
なんだかんだで1時間くらいかかったので、暇な時に行くのがおすすめです。
まとめ
以上、「小規模企業共済」の申し込みの流れについて紹介しました。
手続きはやや面倒ですが、制度自体は凄くお得でおすすめできるので、個人事業主や自営業の方は加入を検討してみてはどうでしょうか。